患者様の情報
この方は今まで整体に行ったことがなく、職場の周りの人が行ってるようで、自分も一度行ってみようと思いどこに行こうか探していたそうです。
そして内臓整体というワードに興味があり当院に連絡されました。
体の状態は、背中が張る程度で、特に不調はなかったとの事でした。姿勢や全身の状態をチェックしてもらい、どこが歪んでてどこが悪いのか知りたいと言われてました。
お仕事はデスクワークで、普段は食生活もそれほど悪くはなく、運動もたまにされていました。ですので自分自身も特に体には問題はないと思っていたそうです。職場の周りの人に35歳を過ぎたら体のメンテナンスをしてた方が良いと言われたために来院されました。
治療経過
症状が背中の張り程度以外は特にないとの事でしたが、検査をしていき、思ってた以上に悪い事が分かりました。
まず背中の張りは胃からの影響でした。胃の不調は自覚はありませんでしたが、背中の張っている部分をピンポイントで探っていくと胸椎8番あたりに十円玉くらいの大きさの硬結がありました。そこを押さえると激痛で、胃に響く感じがあるとの事でした。実際に胸椎5~9番に歪みがありました。
そして、学生の時の繰り返していた左足首の捻挫の影響も体には出ていました。左足首の不安定さは右下肢全体でかばっていたのです。その為、バランス検査で左右差が著明にあり、右側の下腿、大腿外側、殿筋、仙腸関節に圧痛がありました。バランス検査は左足での踏ん張りが効かなかったです。
この状態だと、今はまだ症状が出てないけど今後胃の不調がでたり、体の状態は悪くなる可能性があることを説明しました。
そうすると本人さんから、そういえば口の中が酸っぱい感じがすることがあることと、たまに頭痛がすると言われました。逆流性食道炎になりかけている可能性があるとお伝えし、それも今の体の状態から考えると、もっとひどい症状が出ててもいいくらいなので、まだましな方だとお伝えしました。
とりあえずちょっと通ってみるという事で通院することになりました。
通院7回目で、左右のバランスが安定してきていて本人さんも驚いていました。
それから2週間に1回のペースで継続してもらい。
4ヵ月目には背中の張りがマシになっていました。そして、今まで体の状態は問題ないと思っていたのが、最近体が軽くなったと言われました。今までが普通に感じてて体に染みついていたので気づかなかったが、これが本来の状態だとお伝えしました。
その後も1ヵ月に1回のペースで継続してもらいました。
1年経ち、徐々に胸椎8番の硬結や右下肢の圧痛も軽減され、バランスもびくともしないようになりました。
現在は背中の張り感もなく、体の不調は感じてないとの事です。今までよりも元気になったと言われてました。