患者様の情報
この方は、5年前にうつ病を発症し不眠症になりました。入眠に時間がかかり夜中に何度も目が覚めてしまうため、眠剤を飲んで何とか寝るという日々を過ごしておりました。
そのころから常に肩や背中、腰のだるさが出て、疲れがなかなか取れない状態になりました。
うつ病のお薬も効果がなく、自己判断でやめてしまったようです。
強いマッサージが好きで、体のメンテナンスのためにたまにマッサージに通っていましたが、結局その場しのぎにしかならず、いろんな整体や整骨院を転々としている状態で、体の方も改善が見られずに悩まれていました。
当院に来院された時も、またいつもと同じように結局その場しのぎ的な感じだと思っていたようです。
治療経過
まず、姿勢がストレスに対抗している典型的な前傾姿勢になっていました。これは体全体が前に傾いている状態です。
そして、体の硬くなっている筋肉や関節を押しても痛みが感じないという状態でした。
こういった所見は、極度のストレスを抱えている方や、うつ病の方に多くみられる状態です。
施術は、ゆっくりと全身の筋関節を調整し、体ができるだけリラックスできる状態を少しでも作っていき、全身の循環を促していくように行いました。
1週間に1回のペースで通院して8回目に、背中や腰の怠さが少しマシになってきて、睡眠も何となく寝れるようになってきたと言われていました。この時点ですごく喜ばれていましたが、まだまだ体が良くなることをお伝えして、継続していただきました。
20回目前後くらいには、背中や腰のだるさもほとんどなくなり、最初に比べると80%は良くなったと言われました。この時の睡眠の状態は、日によってですがぐっすり寝れる日もあれば夜中に何回か起きる日もあるとの事でしたが、眠りの質が全然違うようでした。
現在もさらに良い状態になれるように頑張って2週間に1回のペースで通院されています。当院に来て本当に良かったと言って頂けました。