患者様の情報
半年前から後鼻漏によって喉に痰が溜まり、息がしづらいとのことで来院されました。
この方は、1歳で気管支炎を患い、小学生の時はアレルギー性鼻炎や副鼻腔炎、中学生の時にはマイコプラズマ肺炎の既往があり、幼少期から呼吸器が弱い方でした。
耳鼻科に何件か行きましたが、薬を服用していても改善せず、毎日鼻うがいをしながらその場しのぎで過ごしてきましたが、もう限界とのことで、とても悩まれていました。
治療経過
頭が前に出た猫背の姿勢で、パソコンゲームやギター、勉強など普段から不良姿勢で過ごす時間の割合が多かったのです。
その影響で、後頭下筋群や胸椎、顎周囲の筋肉に硬さがあり、そこを緩めていくように調整していき、座っている時の姿勢指導も行いました。それと同時に、身体の重心の軸も整えていきました。
さらに、背部の感覚に左右差が見られたため自律神経の調整も行いました。
通院5回目あたりから、痰が出なくなり詰まった感じが減ってきて、息苦しさも徐々に緩和されてきていました。
通院12回目には、後鼻漏の症状は改善され、息苦しさから解放されました。さらに姿勢も良くなっていました。
その後も良い状態をキープしたいとのことで、メンテナンスで通院されています。
ですので、花粉症の時期になっても、以前は鼻と喉の症状が出ていましたが、今回は症状がほとんどでなくなっており喜ばれていました。